2015年2月15日日曜日

ユーザーニーズとWEBデザイン




「グラフィックデザインは、Web構築においては、ほぼ必然に導かれる」

とても含蓄のある言葉だと思います。

 ここでいうデザインは、色や形ではなくて、導線やリンク、レイアウトの事です。
 サイトデザインの際、レイアウトやナビゲーションを先に決めて、そこにコンテンツを当てはめていく方も多いのではないでしょうか。

 一方記事内では、コンテンツが先でデザインが後から来ると述べています。
 マーケティングでサイトの方向性を定め、ユーザー行動観察調査や口コミ、アンケート、現場の声等を元に、ユーザーを深く理解していれば、デザインは自然と決まってくると言いたいのだと思います。

 例えばコールトゥーアクションのバナーリンク配置でも、ターゲットユーザーによって設置する場所が異なる事があります。
 新規ユーザー用には商品紹介ページ、リピーター用にはトップページのファーストビューに配置する等です。なぜなら

前者は(商品の説明を見て、興味を持ったので購入したい)
後者は(商品の内容は既に知っているので、手っ取り早く購入したい)
いう心理の違いがあるためです。

各デザインの背景には、必ずユーザーニーズに基づいた理由があるという事ですね。

 ここでは新規ユーザーとリピーターの違いを例にしましたが、ユーザーの種類によって提供すべきデザインは変わってくるはずです。サイコグラフィックス(ユーザーの年齢、性別、ライフスタイル等)やサイト内行動(閲覧したページ、訪問回数、ページビュー数、関連サイトからのランディング等)等が考えられます。

 またサイトリニューアルの場合は、アクセス解析で人気コンテンツを把握し、それを踏まえてデザインを決めていく事も出来ますよね。

 私も以前はデザインが先に来て、その後にコンテンツを当てはめて考えていました。確かにサイトの目的や情報量に応じて、向いているデザインもありますが、ユーザーニーズを最も優先することが大切だと再確認しました。

 ただユーザを理解し、分類、さらにはサイト訪問時の行動シナリオまで作るには、運営側と制作会社の綿密な連携が必要です。運営側はユーザー、競合、ビジネスの情報を提供し、制作会社はそれをどう形にするか、お互いが違う目線で提案し合い、相互にサイトを発展させていくのが良いですよね。

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